2018/06/13

今年のハワイ行きには、「呼び寄せ便」を利用。

ここ数年は、ハワイ行きのチケット代で出費をしたことがなく、もっぱらマイレージで出かけておりました。ところが今年は、国内便でマイルを少々消費したのと、来年に向けて残高を増やすつもりなので、ハワイへのチケットは、自腹を覚悟したのでした。

フライトの予約は330日前から可能ですから、当然そのころからチケットの価格はウォッチしていました。時期は忘れましたが、ハワイアン航空で9.8万円のチケットがあったのを覚えています。現金で買うのだから慌てる必要はないと、様子見していたのですが、航空運賃は高めに推移してきました。原油価格が下がる気配はなさそうで、燃油サーチャージは上がる確率の方が高いかも知れません。

そろそろチケットを購入しようかと思い、相場を確認するために、まずは航空会社の条件を付けず、いくつかのサイトで運賃を検索すると、デルタ航空で成田-ホノルル10.4万円というのがありました。実際の運航は大韓航空です。価格は納得できましたが、重い腰を上げた割には条件的には高望みをしていて躊躇しました。

希望としては、

  • 出費が抑えられるなら航空会社は選ばないが、マイル加算は無駄にしたくない
  • ユナイテッドでマイルは付けたいが、乗るのはANA便にしたい
  • 出発は成田でもいいけど、帰国は羽田にしたい
  • 出費は、10万円にどれだけ近づけられるか

今度は、羽田-ホノルル往復を見ると、13万円とか14万円で、かなり出費が膨らみます。乗り継ぎを1回にすれば価格は下がりますが、日曜日の22時に帰ってくるのは避けたいです。また、成田発着でも12万円台。如何に自分の希望が高すぎるのかが分かります。

それでも、何とかならないかと悩んだ挙句に呼び寄せ便はどうなんだろう?と思い、チャレンジしたわけです。存在は知ってましたが、昔ほどは安くはないと聞きかじりの先入観もあり、真面目に調べたことはありませんでした。しかし、今回は、なぜか、藁をもすがる思い(は言い過ぎですが)で、最後の最後にダメ元で検索してみました。

するといくつか取り扱っている会社が出てきました。因みに、ご存知と思いますが、「呼び寄せ便」というのは、外国に住んでいる人が、例えば、日本にいる家族などを呼び寄せるために現地で予約、発券して使ったチケットが名前の由来です。

ウェブで見つけた2社に辿り着きました。調べたのは、アムネットHIS(アメリカの子会社)です。使ったこともないサービスを、しかもウェブサイトで利用するのはリスクがありますが、そこは経験と勘に頼るしかありません。

手始めに成田-ホノルルの単純往復を検索すると、価格が若干低い場合もありましたが、それほど大差はなかったように思います。羽田発着を調べると、それなりに高かったので、あきらめムードで成田出国-羽田帰国を調べることにしました。そうするとなんと、日本のウェブサイトだと13-14万円するチケットが、1,050-1,100ドルで出てきました。(思わず、ラッキー!と叫ぶ。)羽田帰国が11万円台で予約可能なのです。出てきた料金は2社とも同じでした。この金額ならやるしかないですね。

予約は、最初にアムネットで試みました。すると、クレジットカードがオンラインで承認されず、問い合わせすることになりました。回答が戻ってきて、フライトの希望を伝えたのですが、送られてきた提案は、成田の往復。価格は手数料込で1,040ドルでしたが、残念ながら希望するルートと違ったのでこちらは諦めることにしました。

アムネットは、アメリカの会社ですが平日は24時間体制で、昼間に一度連絡して2時間後にロスから返信があり、夜中12時ごろにクレジットカードの件を問い合わせると、これまた2時間後ぐらいにシカゴから返信がありました。最終的に予約には至りませんでしたが、メールの返信が感じ良くて機会があれば利用したいと感じました。注意点としては、ウェブ予約で発券手数料が10ドル。メール手配で同じく30ドルかかることです。

そういう状況で、予約は、もう1社のHISで行いました。早く終わらせたかったので、通勤電車に揺られながらスマホで予約作業です。スマホだと入力に手間取りますが、決心したら前に進むだけ。なんとか予約確定ボタンに辿り着きました。最後にポチッとした後で、HISからの予約確認メールを見ると着信が8時11分。発券は入金確認後72時間以内という条件でしたが、9時17分に発券済みの連絡がありました。予約番号をユナイテッドのアプリで確認すると、ちゃんと確保されていて、あまりのスムーズさにちょっと驚きました。

幸いなことにHISは、発券手数料がなく、日本で買えば14.6万円するチケットを、1,050ドル(11.6万円)と、3万円安く手配することができました。今のところ認識した呼び寄せ便のマイナス点は、キャンセルや変更に代理店の追加手数料を100ドル取られることぐらいです。出費を抑えられて、帰国は羽田空港。しかも到着は、夕刻。22時とかじゃありません。マイルは付くし、帰国はANA便。結果オーライの予約となりました。「呼び寄せ便」は、検討に十分値するという貴重な発見でした。


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