ハリケーン Hector

ハワイにハリケーンが近づいているということで少し気になっていましたが、段々と反れているようです。ハワイ島はかなり天気が悪かったようで、もう少しハリケーンの影響が残るようですが、ホノルルでは土曜日に日差しが戻るとのことです。

8日水曜日が最もハワイ島に近かったようで、警報が出ていて、波は3メートル以上。映像で見るとかなり荒れていて、外に出るのは危険な感じでした。旅行中の方は大変だったと思いますが、接近して大きな災害にならなかったのは良かったと思います。

夏になるとハリケーンの数が増えますが、島を直撃することは稀です。ハリケーンの中心が島を通ると大変なことになってしまいます。ハリケーン・イニキによってカウアイ島は大きな被害を受けました。しかし、実際のところは、ハリケーンが発生する回数の割に、ハリケーンは上手くハワイの島を避けて動いていくことが多いのです。

ハワイは、神々に守られているからというのが一番の理由だと個人的には思いますが、ハワイ島の高い山によってハリケーンのスピードが緩められるとかパワーが落とされると言われています。大規模な自然現象ですから本当のところは分かりませんが、まず、風は山を避けようとするでしょう。また、山にぶち当たれば上に力が抜けていくか、押し戻されることになるから、山がハリケーンに影響を与えているのは確かだと思います。

ハワイの山は、東から吹いてくる風で島の東に雨を降らせます。水を含んだ空気が山に当たって上昇し冷やされ、水が雨になるのです。水分がなくなった風は山を越えて西にむかって吹く風になることには乾いた状態に変わります。そのため、ハワイの島は、熱帯雨林のようなところと、天気が良くそれほど湿っていない地域が分かれて存在しています。自然の不思議なチカラが島を作っている。まさに神の力が働いているのだと思います。