2018/07/22

コストコでスーツケースを衝動的に購入。

コストコと言っても、ハワイではなくて、横浜です。それと、衝動的に購入したものの、衝動買いではなく、買い替えの必要はずっと感じていたから、それは善しとしました。ということでスーツケースのご紹介です。

以前に旅行に使うスーツケースについて書いたことがありました。私は、ハートマンというブランドのファンで、独身時代で余裕のあったころに購入したものをまだ持っていて、機会があれば使っています。

これはガーメントケース。スーツを二つ折りで運べます。靴を入れるスペースもあり、スーツをハンガーにかけた状態で鞄全体を壁に掛けられるようになっています。織りの生地部分はハートマンの伝統あるツイードで刃物で切れないという説明があったと思います。ほぼ30年物ですが、まだまだ使えそうです。しかし、スーツを着る機会が激減している世の中では出番がありません。


こんなものもあります。ベルティングレザーの鞄。ベルティングレザーというのは、工業用の動力モーターに使う皮革で、強度のある革を美しく作り出すというハートマンの代名詞です。厚みの3分の1は書類が入るようなフォルダになっていて、反対側は旅行の荷物入れになっています。2泊ぐらいまでの出張には便利です。ところどころひび割れがありますが、これも30年物で登場機会があまりないものの現役です。


まだ20代だったころ、ハートマンのソフトプルマン(スーツケース)とガーメントバッグを持ってアメリカを旅行していたら、空港カウンターの列に入るところで係員から"First Class?"と聞かれたことがありました。ハートマンがそういうブランドだったことは確かです。

ハートマンは現在、サムソナイトの企業グループに属しているようですが、リモワに代表されるポリカーボネート製のスーツケースが主流になり、時代とともに追いやられていた感が強いです。最後にハートマンを買ったのは、一つ前のスーツケースで、黒のソフトタイプでした。

そして、やっと本題ですが、コストコに行くと、ハートマンのスーツケースが販売されていました。コストコでは、ビジネスバッグを見た記憶はありますが、スーツケースを見たのは初めてでした。


ハートマンは現在もベルティングレザーやツイードがバッグを作っていますが、ポリカーボネートのラインナップもあります。昔に比べると低めの価格帯もありますが、それでも300ドルのレベルです。(日本の価格帯はもっと高くて6万円ぐらいからです。)30年前に私が買ったA4という革製ブリーフケースは、当時16万円ぐらいでしたが、今では35万円ほどになっていて驚きました。

さて、なぜ衝動的にこのスーツケースを買ったのかと言うと、売り場では、ほとんどの人が反応していない、Hartmannが私の心に刺さったというのはもちろんですが、実際のところは、ちゃんとした理由があるのです。一つは、ビクトリノックスの手荷物キャリーオンの車輪が壊れてから数年が経ち、小さめのスーツケースをずっと探していたこと。そして、スーツケースの買い替えをもう一度する必要があったということです。

コストコで売っていた、ハートマンのスーツケースは、写真のとおり、コストコ得意の2個セット。価格は、税込21,800円。ハワイで買ったサムソナイトよりもお得です。アメリカでの販売価格が190ドルぐらいと検索で見つけたので、値付けは日本に輸送してきてもほとんど変わらずというところで、まさにコストコのプライスマジックです。

スーツケースのサイズ&高さは、(大)27インチ&74.9cm/(小)20インチ&57.2cmで、どちらもファスナーの開閉で厚みを増せる仕組みです。重量は、(大)4.5kg、(小)3.7kgだから、最先端のスペックではありませんが、国際保証が10年あります。それはスーツケースの構造にも表れていて、内張り布にはファスナーがあって、ハンドルの修理ができるようになっています。私にとっては、こういうところが旅行鞄一筋のハートマンだなと思う部分でもあります。

想像ですが、コストコとハートマンの企画商品ですから、これから先もずっとあるかどうかは不明だと思います。クオリティと保証は問題ないはずで、値段もスーツケース一つ買うのと大差ありません。買い替えが必要な方は、早いうちにコストコで実際の商品を確認してみてください。

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