フライトキャンセルに対するユナイテッドのフォロー

ユナイテッドのフライトキャンセルに遭遇した話は、一応ホテルに辿り着くところまで済ませました。航空会社を利用する側にとってフライトキャンセルは、最も酷い体験の一つであることは確かです。では、今回、ユナイテッドはどういう対応をしたのかをご紹介します。

まず、空港からワイキキのホテルへのシャトルが用意されていました。クーポンをもらって準備ができた人からバンに乗って、人数が揃えば出発しました。料金は一人12ドルです。

この状況でどんなホテルが提供されるのか、興味津々でしたが、シャトルが到着したのは、マリオットワイキキビーチホテルでした。カミさんと二人でキングサイズベッドがあるスタンダードオーシャンビューで部屋は十分な広さがありました。パオアカラ二タワーは一つ奥にある建物ですが、チェックインが早かったのか、運が良かったのか、エンドユニットで眺めが良かったです。予約の仕方にもよりますが、4万から5万円ぐらいの料金だと思います。ホテルは十分良かったですが、シーズンやタイミングによっては、取れるホテルにしか泊まれないという現実はあると思います。

次に、食事ですが、1回10ドルで3回分が一人に支給されました。10ドルでは何も食べられない！と思いますが、一人分の30ドルを一度に使えました。今回の滞在ではビュッフェの朝食には行かなかったので、翌朝ホテルで朝食を取ることにして、夜はワイキキのレストランで食事をしました。

残るは、ホテルから空港ヘ戻る移動手段です。これもシャトルかと思いきや、タクシーのクーポンが出ました。40ドルまで利用可能ということで、運賃は無料。ただ、大きな荷物が4つあったのでチップを10ドル、ドライバーに渡しました。乗り合いシャトルは方法としては十分ありえるけれど、流石に評判を落としたくないと考えているからタクシーなのでしょうね。

と、これだけかと思っていたら、お詫びのメールが届いていました。リンクに飛んで説明を見ると、15,000マイルを進呈とありました。成田とホノルルの往復なら約2回分。私のカードなら100万円分の買物です。台風を避ける目的で予約変更するのに使った15,000マイルが結果的に戻ってきて、手数料の14,000円を払ってビジネスにアップグレードしたことになりました。

8時間以上かけてワイキキと空港を往復して、その半分は機内で過ごし、再予約の長電話に大変な思いをしたのですが、これだけの対応をしてくれれば、気分は悪くなかったです。ユナイテッド航空は、大きな問題を起こした後でもあるので、余計に気を遣っているのかも知れません。10回に1回なら、時間に余裕があれば、フライトキャンセルは楽しい。それぐらいに思えると楽しい体験になると思います。