初めてのハワイアン航空： 空港編

帰国前日に関東に向かっている台風を避けようとしてユナイテッドのエコノミーを15,000マイルと14,000円を使ってビジネスにアップグレードしたのがことの始まりでした。帰国便はカミさんと別々だったのを同じにし
た結果がフライトキャンセル。最初にホノルル空港にやってきてから30時間ぐらいが過ぎてようやく出発です。

トラブルが起きた時に夫としての役目を果たせたのは何よりでしたが、思わぬ形でワイキキ滞在が1泊延長となりました。怪我の功名とも言えるのは、ハワイアン航空に振り替えられたことでした。ユナイテッドのビジネスがどれ程良くなったのかにも興味はありましたが、ハワイアンの羽田便が就航したのは、およそ1年前。「乗った時からハワイが始まる」というのは気になっていました。帰国なら「日本に着くまでハワイが続く」はずですから、楽しみでないわけがありません。

ユナイテッドからの振替でもクラスは維持されるので、カミさんはエコノミー、私はビジネスでした。ユナイテッドでもそうしたように、長蛇の列が並んでいるエコノミーの受付を横目にビジネスのカウンターで手続きをしました。夫婦揃って荷物にプライオリティタグを付けてもらい気分は上々です。

私は、ラウンジパスを貰ったのですが、カミさんはエコノミー。「一緒に行けますか？」とチェックインの係員に尋ねると、ラウンジで聞いてくれとのことでした。出国検査を済ませて、ラウンジに向かいました。ラウンジに入ろうとすると、係の人が居なかったので、そのまま着席。ドサクサ紛れの滑り込みですが、しばらく座っていただけなので、特に迷惑はかけていません。飲み物も食べ物も、最近のビジネスクラスに於ける戦いとは世界がまったく違って、豪華さはまったくありません。入り口もそれなりな感じです。

そもそも時間に余裕がなかったとは言え、ラウンジに座っていたのは15分ほどでした。最初に書き忘れましたが、ハワイアン航空のチェックインカウンターは、国際線でも離島路線と同じ場所です。なので、バスで移動する必要があったのです。あっと言う間に時間とり、ラウンジの近くにあるバス乗り場まで動きました。

乗り場で待っていると、若い女性が半泣きの状態で到着したバスに乗ろうとしていました。取り乱しているのが顔に出ているほど焦っていたのです。検査を通過するのに時間がかかったのだと思います。彼女がどうなったか知る由もありませんが、とにかく無事に目的地に着いて何とか状況を乗り越えていればと思います。

バスが来るとバスが停車するゲートの番号を何回も言ってくれます。それを間違えないように聞いていれば問題ありません。出発はゲート34番だったので、空港の地図を確認すると離島向けのターミナル2からいつも利用しているメインターミナル側の一番近いところに移動したようです。

待合室に着くと前の日に出発できずホテルまでのバンが一緒だった乗客の人がいて、目配せで挨拶したり、これで出発できるという状況になったのでした。流石に2日続けてキャンセルはないでしょうから、今日は大丈夫に違いない。そう思ったのでした。