ディーン＆デルーカの行列に並んでしまった件

私、行列に並ぶのが嫌いです。高速道路が渋滞している時には出かけません。ハワイだってピークシーズンに行ったことは1回だけ？のはず。クヒオの丸亀製麺所にだって並ばないのに。。。ディーン＆デルーカの列に加わってしまいました。それも早朝。

出発前にカミさんから「ディーン＆デルーカのトートのスペシャルバージョンがあるらしいから時間があったら並んでみたら？」という話がありました。到着してからも一度LINEが来ていました。ということで、気になってはいたのでした。

それに確かリッツカールトンレジデンスの店が開いた時にHAWAIIと入ったトートバッグがあるのを知ったのですが、店に行ってもそんなものはまったくなく、メルカリで高値で売買されているのを知り、そういうものとは関わることもなかろうと思っていたのでした。

まぁ、しかし、折角遠いところから訪れているわけで、しかも、ディーン＆デルーカと言えば、二十数年前に単なるNYのデリだった時に、これまたカミさんが雑誌で見つけてきたので行ってみたという因縁のあるお店です。ここはリベンジしてみるかと思いつつあったんですね。

それで、夕食を取った後、ワイキキをぶらぶらしている時に、ふと、店の場所ぐらいは確かめるかと思い、ロイヤルハワイアンに向かったのでした。すると、そこには、1枚の貼り紙が。要約すると「限定品のトートバッグを50個明日販売します。整理券は6時から配布。7時に開店したら購入してください。」ということでした。

読んだ瞬間に、時間はあるし、とりあえずブログにも書けるから並んでみるかと思ってしまったわけです。それに、並んだのは確か水曜日でしたが、到着の日から時差ボケで眠れない夜がなく、そろそろ短時間睡眠になるかなと思っていたので、状況は整っておりました。

それで、12時ぐらいにベッドに入り、目覚ましを4時にセットしておいたのですが、起きたのは3時。行こうと思えばすぐに行けましたが、3時間も並ぶのは悔しい、出ていくタイミングを考えておりました。そもそもハワイに来る日本人は、1日あたり3-5千人です。最低3泊するとすれば、常時1万人ぐらいの日本人がいます。そのうちの何人が並びたいと思うのか？考えようによっては、50個はあっと言う間になくなってしまう数字です。

ネットを見たり、調べ物をしたりしながら、何となく1時間ほど過ごして、4時前になったので、そろそろ出かけるかと部屋を出ました。ビーチウォークのホクラニに宿泊していたので、お店までは5分です。店に到着すると、前には人がいませんでした。

「まさか一番？」なんて思いましたが、甘い考えでした。外に列がしっかりありました。先頭がよく分からないし、でも、数えて並んでみると30番目ぐらいでした。はっきりした数字は分かりませんが、4時半に来た夫婦は、人数を数えて50ぐらいになっていたので「どうするの？だめなの？」という微妙な状況になっていました。

独りで並んだわけですが、お隣にいたご夫婦に話しかけたりしながら、2時間を耐えて、6時を迎えました。その頃には、100人ぐらいの行列になっていたと思います。時間になると、スタッフから青い小さな券を貰うことができましたが、遅く並んだ人は当然手ぶらで帰るしかありません。分かっていたはずなのに、その場には微妙な空気が流れておりました。

部屋に戻って、朝食を取って、テレビを見て、7時が過ぎたので、再びディーン＆デルーカのお店に。購入は9時までというのも決まっています。カウンターの向こうにありました。黒いハイビスカスをボトムに配したトート。税込で37.7ドル。行列に並んでいる途中、地元の男性が話しかけてきて、「バッグのために並んでるんだろ。これがおれのバッグだぜ。（ポケットからレジ袋をだして見せる。）クレイジーだ。」と言ってきたので、「確かにクレイジーだよ。ワシもそう思う。」と回答しておきました。

カミさんは当初友だちに買い取ってもらうようなことを言ってましたが、ハワイまでの旅費、3時起きからの私の2時間などなどを考えると、それをお金に置き換えるのは心苦しいし、それを例えば、2千円と値付けするのも戸惑いがあるということで、帰国後2週間が経ちますが、トートは未使用のまま、飾られています。

ハワイ好きな方、話題が欲しい方は、並んでいいと思います。あれから時間が経って情報が出回っているから、午前3時が目安じゃないかと思います。4時半が遅いのは確実です。行列でお隣にいたご夫婦の話では、週末は個数が増えるとのことでした。並んでディーン＆デルーカのトートを絶対にゲットすると覚悟した場合は、前日に貼り紙をご確認ください。あぁ、因みに、次回来た時は、並ばずにDown to Earthのトートを買って帰るつもりです。

追記：　トートは、なんとMade in USAでした。珍しい。