2019/06/09

ハワイ島3日目。ボルケーノに行く。

3回目のハワイ島。過去2回ともボルケーノには行っています。最初は夫婦で。2回目は子供連れで。だから、今回はボルケーノに行く予定はありませんでした。むしろ絶対に行かないと思ってました。でも人生は思い通りには行かないものです。

まず、カミさんがガイドブックで読んだか人から聞いたかで、ボルケーノが大きく変わっているという情報に触れてしまったこと。それが影響で星空ツアーのガイドさんに「ボルケーノってかなり形が変わっているって本当ですか?」と聞くと、「変わってます」という回答だったこと。そういうことで、ボルケーノ行きが一気にプランに組み込まれてしまったのでした。

プランとしては、昔はレンタカーで通れなかったサドルロードを走り、ボルケーノを見物。戻ってきてヒロで少し時間を過ごして、ホノカアアの方を通ってワイコロアに戻ることにしました。それで、ワイコロアを8時半に出発しました。

先に結論を申し上げましょう。ボルケーノというのは、ハレマウマウ火口のことですが、その姿は大きく変わっていました。

これは、1996年です。


次が2006年です。上のフォトを比べると、火口の積層の模様が同じところがあるのが分かります。見え方としては、全体的に溶岩が冷えていてフタがされているようで、一箇所だけ大きな窪みがあるという感じでした。


これが2019年です。遠景でわかりにくいですが、きれいな窪みではなくなってしまいました。これらすべてのフォトはスチームベンツという場所の辺りで撮っているので、姿かたちが変わっていることが分かります。


もう少し寄ってみます。すり鉢状の窪みでなく、ガタガタの形になっています。昔は火山にしてはきれいな窪みでしたが、阿蘇の火口のイメージに近いと思いました。人間がこの造形を変えるなら一体何台のショベルカーとダンプカーを使って、どれだけ長い時間がかかるのだろうかと思ってしまいます。一瞬で変化を起こすペレの力は偉大です。


UCCのコーヒー園や星空ツアーで聞いたところによると、ようやく空気がきれいになったそうです。少し前まであった霞のようなものがなくなり、視界がクリアでなかったのは、それだけ火山活動が落ち着いたということですね。2018年5月に噴火があって、2018年9月にナショナルパークを再開。2019年5月の時点では閉鎖されてままのエリアもありました。行って見る価値ありじゃないでしょうか。

ナショナルパークのウェブサイトで2003年と2018年の比較ができます。上空から見たフォトは、とてもダイナミックで、違いがよく分かります。
右側が2018年です。

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