ボルケーノでこれまた予定外のトレッキング

ワイコロアからボルケーノにやって来たものの、本当は、ハレマウマウ火口を北側と南側から眺めて、少しだけトレイルを歩いてヒロに戻るつもりでした。そういうつもりでしたから、スニーカーではなくサンダル。サンダルと言っても、チャコールのアウトドア用ですから、デコボコ道も難なく歩けるのですが、思いとは裏腹に時間は過ぎていきます。

ビジターセンターにいるレンジャーのお姉さんに話を聞いて適当な時間の過ごし方を算段しました。8時半にワイコロアを出て、ボルケーノパークについたのが10時半頃。2時間後には次の場所に向かうつもりでした。

結局どうなったかは、地図をご覧ください。青い星は、車を停めたところ。赤い星は、歩いて行ったところです。

フォトは、ナショナルパークのウェブサイトからお借りしたものですが、立入禁止区域は訪問時とは異なります。訪れる方はその都度ご確認ください。こちらは、ビジターセンターでもらった地図です。

ビジターセンターに立ち寄った後は、Steam Ventsからキラウエアカルデラを眺めました。その次は、キラウエアイキ火口を眺めて戻るつもりでした。しかし、歩き始めると意地が出てきます。そして火口の下を見ると、歩いている人がいるではないですか。右にあるフォトを拡大すると、米粒よりも小さく写っているハイカーがいます。とりあえず行けるところまで行ってみるとあるき続けます。

歩いているのはジャングルのような草木が生えているトレイルです。

平坦な道を終えて下り坂に入ります。大きなジグザクの道が崖に続いています。

ようやく下まで降りてきました。でも、先は遠いです。

溶岩が固まったあとで土の養分なんか期待できないし、保水力もないはずですが、悲恋の木花オヒアレフアが育っています。

火口内のトレイルの最終地点の手前です。行けども行けども溶岩の塊なので、この辺りで引き返しました。

このトレイルだけで往復1時間半以上歩いていました。自然の大きさを感じるトレッキング。ペレの力は偉大です。