2019/06/04

マウナケアの星空&日の出ツアー

日本の家を出てから24時間。睡眠時間3時間程度。移動距離6,000km以上。運転200km。そしてベイクラブに戻ってきました。当日到着にメインイベントの星空ツアーに参加します。天気は良さそうだし、状況は整っているようです。18時には寝ようと思っていましたが、結局19時に就寝となりました。

旅行の初日に星空ツアーに参加した理由は、到着した日に時差ぼけのまま早く寝てしまうのがベストと考えたからです。2日目の夜中にツアーにすると、初日の調整が無駄になります。飛行機が出発しないと参加すらできないリスクはありましたが、体調の順応を優先させました。眠りについた後、一度目覚めましたが、4−5時間程度の睡眠ができました。

真夜中に起きて準備します。ツアーバスのピックアップは、午前1時半。宿泊がワイコロアのお蔭でほぼ一番最後のお迎えポイントでした。早いと11時ぐらいのお迎えになるようです。私たちの後は一組だけピックアップして、車は山を登っていきます。高度が上がっていくので、時折、鼓膜がプツッと、水抜きをしたようになります。車窓から空を見上げると、すでに星空が見えていて期待が高まります。

途中でトイレ休憩を取ったら、高度2,800メートルまで上って星空観測です。星を見る場所はいつもと違ったとのことですが、360度開けていて夜空を遮るものはなく、全体が見渡せます。マウナケアからの空はとてもきれいだと聞いていた一方で、いわゆるプラネタリウムのような星空のイメージを思い浮かべながら、どれほど見えるだろうと期待と不安を抱いていました。

ツアー参加者が無料でもらえるフォトの星空です。天の川がきれいです。カメラで撮られたフォトは肉眼で見えない光を捉えるため夜空はこの写真通りではありません。


しかし、この眼で見た夜空は、プラネタリウムで再現される星空とイメージを重ねても違和感のない、星の数、クリアな視界でした。「天の川が雲かガスと勘違いするほど見えて、こんな綺麗な星空は見たことない」、人生で初めての経験に「まだまだ見ていないものは沢山あるんだな」と思いました。まだの方は参加をオススメします。

星空を一時間以上楽しむと、東の空が少し白くなって、星の数が減ってきました。次は、マウナケアの山頂近くでご来光のパワーをいただきにまいります。富士山よりも高い4,200メートルの高度まで上っていくのですが、ここは居眠り禁止です。眠ってしまうと、呼吸が浅くなり、薄い酸素に加えて、自ら取り込む酸素が少なくなるので、高山病になる可能性が高まってしまうのです。

ガタガタ道を走る車内では、ガイドさんが編集したであろうアップビートのヒット曲がカウントダウンメドレーのようにワンコーラスずつ流れていきます。参加者を眠らせないようにするためです。富士山の高さを超えて、天体望遠鏡すばるがあるところまでやってきました。車を降りると、体がふらついているのが分かります。

夜明け前です。


山頂近くに到着して30分ほど待ったでしょうか。太陽の暖かさが地球を包みます。


そして、昇ってくる太陽のパワーを全身で受けます。


ここは、ハワイアンにとって神聖な場所、入ることができません。眺めることが出来ただけでも幸運です。


パノラマの景色です。


一番左が日本が誇る「すばる」です。


日の出を見終わって下山です。行きは暗闇で分かりませんでしたが、道路の片側は崖っぷちのところがあり、かなり危険なドライブでした。マサシネイチャースクールのガイド、葉さんは、これまで600回ほどの経験があるとのこと。若くてもベテランですね。それにしても、真夜中の運転、4,000メートルを超える高低差に身を置くことを、年に200回もされているとか。タフで驚きます。ツアー中の説明や気配りなどホスピタリティも抜群で素晴らしいツアーで大満足でした。


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