2019/06/05

ハワイで天体観測ツアーに参加するなら(参考情報)

10年以上前から参加したいと思いつつチャンスがなかなか巡ってこなかった星空観測ツアーですが、準備をして、実際に参加して分かったことがあります。今日は、それをまとめてみます。

まず、マウナケアの山頂に行くツアーに参加できるのは、16歳以上です。10年前は12歳でした。参加した子供が具合が悪くなることが多くて年齢が引き上げられたそうです。

参加を決定する前と参加してから、ツアーのレビューを見ました。満足度を決める決定的な要因は、天候です。天気が悪い日に参加した人の感想は、まちがいなく厳しいです。晴れの日が多いからこそ世界各国の天体望遠鏡があるマウナケアですが、天候によっては入山さえできません。自然をコントロール出来ませんが、天候が良い確率が高いタイミングを選ぶことは可能です。

まず、はじめに季節です。ハワイと言えども、冬の方が寒くて気候が不安定です。4,000メートルの高度なら尚更です。ビッグウェーブが来るのは、ロシアの方から冷たい空気が吹いてくるからで、冬はジェット気流が強くて日本からハワイへの飛行時間が短くなります。夏を選ぶのが賢明です。夏の間は頂上の気温も高めです。私たちが参加した5月のとある日は、頂上でも氷点下にはならず、ラッキーでした。風もほとんどなく最高のコンディションでした。お正月にハワイへ行って、星空ツアーに参加するのは、かなりのギャンブルになるかも知れません。

季節を選んだ後は、空の暗さです。暗ければ暗いほど星はよく見えます。だから満月は大敵です。月は薄ければ薄いほど好都合です。月の満ち欠けを確認した次は、月が沈む時間を見ましょう。月がなくなってしまえば、その分暗くなるのです。月の状態は、ウェブサイトで知ることもできるし、ツアー会社に尋ねることもできます。

https://www.timeanddate.com/moon/@5850911 

このサイトでは、月の大きさが丸で示されています。黒丸の前後がおすすめになります。また、Moon Setの時間に注目してください。月が沈む時間が早ければ、夕焼けと星空のツアー。月が沈む時間が遅ければ、日の出のツアーを選ぶのが良いと思います。

マサシのネイチャースクールでは、ダウンの防寒具を貸してくれました。でも、それだけでは十分ではありません。私とカミさんは、ウールのセーターを一枚とダウンジャケットを持参。カミさんは、ボトムのアンダーウェアも着ていました。フリースを持っていく選択肢もありましたが、ダウンなら食パン一斤ぐらいの大きさにまとめられるので良いと判断しました。

氷点下の気温で風が吹けば体感温度がマイナス20度になるという状況もあり得るはずなので、準備は大切です。持っていった手袋を使わなかったのは本当に幸運だったと思います。十分にプランして、それでも、天気に嫌われた場合は、諦めるしかない。ある意味運があるのだと納得することをオススメします。

<追記>
「ガイアの夜明け」のハワイ特集でマサシネイチャースクールが出ていました。それによると、JALパック、JTB、KNTの独占ですが、小さな子どもがいる家族で参加できるツアーが企画されていました。高度が低いので満天の星空とは行かないかも知れませんが、思い出に残る体験ができるかも知れませんね。


0 件のコメント:

このブログを検索