2019/06/02

UCCコナコーヒー園

最初考えていた予定では、カメハメハ大王に挨拶をして宿泊場所のベイクラブに戻ることになっていました。幸いなことにコナ行のフライトを2時間半早めたことで余裕が生まれました。そこで翌日やろうとしたことを初日にやってしまおうと考えたのです。

そこでHAWIを訪れた後、コナに向かいました。今回は、コーヒー農園の一つに行こうと思っていたからです。1時間強のドライブで、朝ワイコロアに向かった道を戻ります。日本では日が沈んだ後の時間になってきて、強烈な眠気と戦いながらの運転です。

空港を過ぎて山側のコースに移ります。グーグルマップがあれば迷いません。距離はマイルとフィートですが、日本語で誘導してくれるので便利です。コナコーヒーの農園はいくつかあります。フリーツアー、有料ツアー、週末の営業などいくつかの条件で行こうとしていた農園を選んでいたのですが、カミさんがUCCにまずは行こうと言ったのでそれに従うことにしました。



世界で気候は20種類ぐらいあるみたいです。調べてみても確かな数がわからないので、20ぐらいにしておきます。ハワイ島がユニークなのは、このうちの8割ぐらいがこの島に存在しているということです。ヒロ側は雨が多く、コナ側は雨が降りません。4,000メートルを超える山があって、気温の幅が広く、山頂は雪が積もります。こういう条件をかけ合わせていくと一日で一周できる島でも地域によって気候が大きく異なるわけです。

コーヒーは、気温が高すぎても低すぎてもだめで、雨も必要。結構気難しいようです。今では有名な産地であるコナでも最初は育たなかったのです。それを辛抱強く耐えて成功させたのが日本人でした。日本人移民以外の農園主は早々に諦めてしまったという話があるようです。コナのコーヒーが有名になったのは、ハワイの気候と日本の移民、そして日本人の真面目な気質がもたらした奇跡の結晶言えます。

UCCは初めて缶コーヒーを売り出したことで知られる会社です。へなしゅんのガイドブックにも登場する三木さんによると、農園は広告目的だそうです。収穫量が少ないのでUCCのコナコーヒーが日本で売られることはないなんて驚きです。売店からはとても気持ちがよい景色が広がっています。


これがコーヒー豆。丸い実が赤くなると収穫されます。一つの実から豆が2つ出てきます。だからコーヒー豆はアボカドを半分にしたに一面が平らです。しかし、一つの実から丸い一個の豆が取れることがあります。これをピーベリーと言います。正直味の違いはよくわかりませんが、ありがたみと希少価値はまちがいなくあります。1本の木から50杯分のコーヒー豆が収穫されるそうです。


フォトを撮るのを忘れてしまったのですが、一つ3ドルのコーヒーアイスが美味しかったです。程よい甘さとコーヒーの味。細かく砕かれたコーヒー豆の量が絶妙で食感と風味を立地にしていました。流石UCC。値段と量が日本人向きでした。


ここから先は余談です。帰国直後に香港に住む友人、その両親と食事をすることになっていました。せっかくなのでUCCでコナコーヒーを買ってプレゼントしました。すると、香港にはUCCは30年ぐらい前からあって、お父さんはUCCのお店にいつも行っているという驚きの返し。UCCのコーヒー園にしておいて良かったです。


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